【レギュE】轟月亭方正スタン【ラスチャレtop8】
はじめに
こんにちは、はじめましての方ははじめまして。ナツメグです。
ポケモンパラレルアリーナ2023、お疲れ様でした!
オフシーズンとなるはずだった期間に全国のVGCプレイヤーを巻き込んだ神企画でしたね。
自分は遠征やオンライン大会も含めて5回の予選に参加し、11/3に行われたラストチャレンジでやっと出場権利を獲得することができました。
今回の記事は出場権利を獲得した構築の解説です。
戦績
(ここにマヨリザルト貼りたい)
予選
R1:DontacosMk-2 ○○
R2:じーまーこう ○○
R3:COM* ○××
R4:ウッチー ○×○
R5:ショウ ○×○
R6:こじょ ×○○
トナメ
T32:ミト ×○○
T16:トシニキ ○○
7-1 top8
構築経緯
まず大まかに構築経緯を書くと、①元々複数のポケモンを入れ替えながらスタン構築を考察していた ②RegionalでPaul Chua選手が完成度の高いスタン構築を使用しており、パクったところハマった って感じになります。
※Regional = 海外の大型公式大会
10月のしずくオフ#3、てるチャレ#16に参加した後くらいからレギュレーションEにおけるスタン構築を考察していました。
当初はアローラキュウコンを軸とした壁構築を使っていたのですが、どうしてもキュウコンを選出できない相手に苦し紛れの選出をしたところ、不思議とサイクルが回り「これなら扱えそう」と思えたのがきっかけです。
そこからは、とつげきチョッキテツノカイナとこだわりスカーフランドロスを固定枠として、ほか4匹を常に入れ替えながら構築を模索していました。
レギュEにおけるスタンパに求めていた要素としては以下の4点が挙げられます。
①炎枠 (イーユイ,ヒードラン,ヒスイウインディなど)
②草枠 (オーガポン,モロバレル,ゴリランダーなど)
③特殊枠(ハバタクカミ,サーフゴー,テツノツツミ,トルネロスなど)
④自由枠(ドドゲザン,トドロクツキ,パオジアンなど)
この中で①炎枠をヒードランとすることはかなり早い段階で決まりました。
全てのステータスが高水準で、特に耐性を活かした受け回しやねっぷうでの雑な削りの感触が良かったです。
イーユイでは耐久が心もとなく、ドドゲザンが一定数いる環境においてヒスイウインディと霊獣ランドロスの威嚇2枚を採用することは得策ではないように思えました。
②草枠はギリギリまで決まりませんでした。
水オーガポンやゴリランダーなどすんなりと入るポケモンから、水オーガポンを岩オーガポンとミロカロスに分割して採用するみたいなことも試しました。
最終的に、直近1~2週間のトレンドであった水ウーラオスの増加をみてモロバレルの採用が決まりました。
③特殊枠は、一般的にはハバタクカミ枠とも言われていましたが、自分は脳死でハバタクカミを採用することに懐疑的でした。
育て方によって様々な役割を持たせることができるポケモンである反面、適当に採用してもその強さを発揮できないと考えていたからです。
しかし、どこかに大きめの火力を出せるポケモンを入れておかないとジリ貧になって負けてしまうことにはすぐに気付きました。
試す中でもサーフゴーはかなり感触のよいポケモンではあったのですが、素早さの低さがネックとなることも多く、結局こだわりメガネを持たせたハバタクカミに戻ってきました。
④自由枠を決める方針は2つあると考えます。
1.構築の強みを伸ばす か 2.構築の弱点を補う かのどちらかです。
今回は構築の弱点である寿司構築、イエッサン+グレンアルマ構築に対して強く出られるということでトドロクツキが上手くハマりました。
ブーストエナジーのA古代活性により即時火力を出せるほか、りゅうのまいによる全抜きプランも増えて構築の完成度が高くなりました。
以上が6匹の採用理由となります。
実際には悩んでいた段階でRegionalの結果を見て6匹採用した形になるのですが、努力値の振り方までは公開されていませんでした。
役割を自分の中で噛み砕くことで、採用理由に即した納得のいく調整が出来たので満足しています。
構築紹介
モロバレル
特性:さいせいりょく
性格:ずぶとい
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:みず
実数値:219(236)-81-121(156+)-105-115(116)-50
技:かふんだんご / キノコのほうし / いかりのこな / まもる
・水ウーラオスに強く圧力がかかるほか、壁構築や寿司構築など役割は多岐に渡る
・一時期オーガポンにシェアを奪われたのが信じられないくらい現役
・元々Bに厚く振った調整を使用していたが、ヒードランに対してテラスタルを強要されないようDにも努力値を回した
・技はこの4つで完結している 強いて挙げるなら寿司のシェアが無視できないものになった場合クリアスモッグの採用を検討する
ヒードラン
特性:もらいび
性格:ひかえめ
持ち物:シュカのみ
テラス:フェアリー
実数値:176(76)-85-127(4)-198(236+)-127(4)-121(188)
技:ねっぷう / ラスターカノン / だいちのちから / まもる
・このポケモンがどれだけ相手にダメージを蓄積させるかが重要 独特な耐性を活かし相手のヘイトをコントロールする
・最初期はHCにぶっぱした個体を使っていたが、ミラーにおいて相手より素早いことが勝率に直結すると感じたためどんどんSラインが上がっていった もっと上がるかもしれないが、一度も負けなかったため一旦ここで据え置く
・シュカの実が本当に偉い ランドロスやヒードランなどの前でテラスタルを切らずに動けるのが強すぎる
・技はメインのねっぷう、相手のドランにテラスタルを強要させるだいちのちから、フェアリーテラスタルに刺せるラスターカノンで完結している
ランドロス(れいじゅう)
特性:いかく
性格:ようき
持ち物:こだわりスカーフ
テラス:ひこう
実数値:173(68)-179(108)-125(116)-112-101(4)-151(212+)
技:じだんだ / いわなだれ / とんぼがえり / テラバースト
・パオカイ増加を意識したA204災いノマテラ鉢巻神速確定耐えは絶対に欲しいライン
・準速スカーフウーラオスを抜くSも確定
・残りをAに回したが、かなり長い間Aに厚く振ったランドロスを愛用していたため火力に不満を感じることが...なかった
→これも全て雑に削りを入れてくれるヒードランさんのおかげです ありがとうございます
・ヒードランと同じく、相手より早いことに価値があるポケモンなのでSラインを伸ばすのは一考の余地あり
・今回は練習期間含め一度も素早さ対決で負けることはなかった
テツノカイナ
特性:クォークチャージ
性格:いじっぱり
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:みず
実数値:245(124)-193(124+)-129(4)-63-120(252)-71(4)
技:ドレインパンチ / ワイルドボルト / ボルトチェンジ / ねこだまし
・こいつ硬すぎ バカ?
・後攻のボルトチェンジに価値を感じていたためSは伸ばさず耐久に厚く振った
・ヘビーボンバーが欲しくないといえば嘘 だがボルトチェンジで盤面を作るのが楽しすぎていまはこれ
ハバタクカミ
特性:こだいかっせい
性格:おくびょう
持ち物:こだわりメガネ
テラス:フェアリー
実数値:137(52)-54-93(140)-173(140)-156(4)-194(172+)
技:シャドーボール / ムーンフォース / マジカルシャイン / トリックルーム
・結局採用してしまって悔しい
・最低限のHBライン、準速パオを抜くS+チキンレースから抜け出せそうなライン、残りC
・4枠目は自由枠 どうせ打たないので、積み構築に強く出られるほろびのうたか微妙に別プランの匂わせもできるトリックルームかなと
トドロクツキ
特性:こだいかっせい
性格:いじっぱり
持ち物:ブーストエナジー
テラス:ひこう
実数値:182(12)-183(60+)-117(204)-67-122(4)-168(228)
技:アクロバット / はたきおとす / りゅうのまい / まもる
・イーユイを抜く最低限のSを確保し、ドラゴンの耐性を活かしサイクルにも参加してほしかったためBに厚く振った
・ラスチャレの環境においてイエッサン+グレンアルマや寿司構築の増加を予想して採用したものの一度もマッチしなかった
・なんと8R BO3で対戦して一度も選出しなかった 練習ではばんばん出してたのでそういう噛み合わせもあるということで...
選出
相手に合わせて選出を変えられるのがスタンパの強みであり何より難しいところ。
固定の選出があるわけではありませんが、これまでに投げてきた選出を例として乗せておきます。
どのような相手に選出しているか考えてみると面白いかも。(どうしても知りたい方はDMしてください)
1.
+
2.
+
3.
+
4.
+
5.
+
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
かなり硬派な構築で、同じ並びを使用した人も前期ランクマやポケパラ本戦でちらほらいたそうです。
結局のところ細かいところで差をつけるのは日頃の鍛錬だと思うので、ぜひレンタルして使ってみてください。
スタンが難しくて諦めてしまったとしても、その経験が糧となるはずです。
今回、せっかくポケパラという大舞台に出場することが出来たので、いくつか記事や動画を制作する予定です。
(自分の)熱が冷めないうちにどんどん投下していきますので、要チェックでよろしくお願いします。
何か質問等あればナツメグまで。
ありがとうございました。