戦績
28-12 R1714
最終215位
構築経緯
構築を作るにあたって、テラパゴスを軸に据えつつなにか他のギミックを入れたいなと思いました。
環境初期から話題になっていたエルフーン+ブリジュラスの並びを試したところ、
B+4ボディプレスで残数有利を取りつつ、後発の瞑想テラパゴスで〆るルートがわかりやすく強力でした。
当時使用していた並びがこれ。
仲間大会にも数回参加したところそこそこ勝てていて、このまま適当にこれで行ったろか〜wチョロ〜wと思っていましたが前日の仲間大会でタコ負けし方針を変更することに。
負けた理由の一番大きな部分はエルフーン+ブリジュラスに強さを頼っていて、このギミックが対策されたことでした。
汎用的な対策手段であるこのゆびとまれに加え、くろいきりでの能力リセットやひっくりかえすによりB-4のクソザコドラゴンが誕生するなど全体的に対策が進んでいた印象です。
また、アシレーヌなどボディプレスが通らない特殊高打点に上から殴られるだけで不利になることもわかりました。
これらの環境の変化を踏まえ、エルフーン+ブリジュラスへの依存度を下げながら、このギミックの知名度と圧力を活かして選出や行動を誘導し、テンポを取ることを方針に構築を調整しました。
以下に個別でそれぞれの採用理由などを解説します。
構築紹介
エルフーン
特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
持ち物:きあいのタスキ
テラス:ゴースト
実数値:120-64-90-97-80-184(252+)
技:ふくろだたき / がむしゃら / うそなき / おいかぜ
ふくろだたきのギミックを残しつつ、ギミックを対策しにきた相手に刺さるうそなきを採用しました。
後述するテラパゴスやアシレーヌも強く扱うことができ、ギミックの目的である残数有利を早めに取る目標も達成できます。
素早さでマウントをとってよりテンポをとっていけるおいかぜの採用は確定で、余った1枠にはがむしゃらを採用しました。
まともな攻撃技がないことで単体性能は落ちましたが、とにかく硬いテラパゴスや相手のブリジュラスに対抗できる良い技でした。
がむしゃらを使う都合上、防御方面のステータスは必要でないためHABDが0の個体を使用しました。
テラスタルはねこだましやフェイントなどを透かすことのできるゴースト。何度か切りました。
ブリジュラス
特性:じきゅうりょく
性格:ひかえめ
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:ひこう
実数値:193(220)-*-151(4)-178(132+)-100(116)-110(36)
技:ラスターカノン / りゅうせいぐん / バークアウト / ボディプレス
とにかく硬く、1発で落とされることはほぼない上にじきゅうりょくで詰み盤面も作ることのできる良いポケモンでした。
環境全体で見てもテラパゴスの次に意識されるポケモンだったように思います。
低いとくぼうを補うとつげきチョッキの採用と、うそなきと合わせて打つタイプ一致打点2種は確定採用。
ギミックパーツかつテラパゴスに通るボディプレスも確定で、最後の1枠にはバークアウトを採用しました。
クリアチャームの流行であまり刺さりはよくありませんでしたが、他に打ちたい技もありませんでした。
やりたいことを全部できるようにバランスよく努力値を配分しました。
テラスタルはテラパゴスのだいちのちからを透かし、ボディプレスの打ち合いにも強くなるひこう。一度も切りませんでした。
ゴリランダー
特性:グラスメイカー
性格:いじっぱり
持ち物:きせきのタネ
テラス:みず
実数値:192(132)-194(252+)-111(4)-72-92(12)-119(108)
技:グラススライダー / ウッドハンマー / とんぼがえり / ねこだまし
アシレーヌが重いことが気になったため採用しました。
草技2種とねこだましまで確定で、最後の1枠は悩みました。
10まんばりきでブリジュラスやメタグロスへの打点を意識したこともありましたが、はなくそみたいなダメージしか与えられなかったため対面操作ができるとんぼがえりを採用したところハマりました。
持ち物があまりしっくりきていなかったのですが、イカサマダイスとタネマシンガンの採用を見たときは唸りました。
ウッドハンマー級の火力を確保しながら、相手のタスキポケモンもケアしつつ、ブリジュラスとのギミックにもなります。
次に遊ぶならそうすると思います。
配分は剣盾のときに使っていた個体を流用しています。
AではなくDに厚く振るほうが用途に合っていたなと感じています。
テラスタルは適当にみず。一度も切りませんでした。
自分のプレイにも合っていて使いやすいポケモンでした。
バシャーモ
特性:かそく
性格:いじっぱり
持ち物:いのちのたま
テラス:ほのお
実数値:156(4)-189(252+)-90-*-90-132(252)
技:フレアドライブ / インファイト / かみなりパンチ / まもる
最後に出すスイーパーとして採用しました。
おいかぜやトリックルームが切れるタイミングでかそくが発動できるととても気持ち良いです。
あまりこういったポケモンを扱うのが得意でなく、どんどん選出率が下がってしまいました。
タイプ一致打点2種は確定で、フェイントと迷いましたがアシレーヌに打点がないことを嫌ってかみなりパンチを採用しました。
微妙でした。
テラスタルはほのお。捕まえたときのままです。一度だけ切りました。
アシレーヌ
特性:うるおいボイス
性格:ひかえめ
持ち物:おんみつマント
テラス:くさ
実数値:183(220)-*-94-187(188+)-136-93(100)
技:ハイパーボイス / ムーンフォース / ほろびのうた / まもる
相手に使われてめちゃくちゃ強かったため採用しました。
元々CS眼鏡で試したところ微妙だったという感触はあったので、Hに大きく配分した個体を使用したところとても強かったです。
うそなきや隣の攻撃と合わせて残数有利をとり、ほろびのうたで〆る動きがシンプルに強力。
素早さにも努力値を回すことで相手のカポエラーに対して安定して先制できたのも良い点でした。
持ち物のおんみつマントはHOMEで使用率がそこそこ高かったため採用してみましたが微妙。
オボンのみかメンタルハーブがよいかなと思います。
テラスタルはゴリランダーに対して無理やり行動できるくさを採用しました。一度だけ切りました。
テラパゴス
特性:テラスシェル
性格:おくびょう
持ち物:こだわりメガネ
テラス:ステラ
実数値:171(4)-*-130-157(252)-130-150(252+)
技:テラクラスター / はどうだん / だいちのちから / れいとうビーム
当初はいのちのたまを持った瞑想型を採用していましたが、反動ダメでテラスシェルが割れて微妙な気持ちになることと、アンコールやひっくりかえすによって対策されている環境からこだわりメガネの採用に至りました。
テラスシェルを盾に雑に相手を削ることができ、うそなきを合わせた高打点も期待できます。
テラクラスターと通りのよいだいちのちからは確定。
はどうだんはだいちのちからに威力は劣るもののブリジュラスとテラパゴスに一貫していて打ちやすい技で、こころばかりのドブベトン対策にもなります。
最後の枠はなんでもよかったのですが、一度仲間大会で要塞ドダイトスに詰まされたためれいとうビームを採用。
初期から一貫して最速の個体を使用していて、これは最後にテラパゴス同士でテラクラスターを打つ盤面が多かったため良い選択でした。
とにかく硬く使いやすいポケモンでした。
使う前はカイオーガだと思っていたのにホエルオーだったみたいな火力感は残念でした。
選出
相手に合わせて適当に選びます。
ブリジュラスのギミックを決められるか、うそなき+特殊技が通るか、ほろびのうたで〆られるか、などを軸に考えていました。
例)
+@1
+@2
+@2
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
特別良い結果を残すことはできなかったものの、今回の大会ではいくつかの経験とたったひとつの教訓を得ることができました。
タコ負けした構築でも負けた原因を分析し、適切に改善することでそこそこ勝つことができたのは自分にとって良い経験となりました。
また、負けた理由の半分くらいはシンプルなプレミのためポケモン対戦に触れ続けること自体が大切だなと感じました。
たったひとつの教訓とは、午前3時に仮眠するときは目覚ましをかけないと朝になってしまうということです。
予選では対戦数を残して後悔することがないようにしたいですね。
何か質問等あればナツメグまで。
ありがとうございました。